商工組合中央金庫は、出資者が中小企業等に限定される「中小企業による中小企業のための金融機関」であり、全国にネットワークを持つことが大きな特徴である。25 年6 月の民営化に向け、組織変革と社員一人ひとりの意識変革が進み、中小企業のパートナーとしての存在感を高めている。同金庫関根正裕社長に現在の取組状況や民営化後のビジョンをお聞きした。
株式会社商工組合中央金庫 代表取締役社長 関根 正裕 氏
地域経済活性化の担い手である金融機関にとっては、地域に根付いた事業が持続し、雇用が安定、消費が活気づくことの好循環を作り出すことが何より重要だ。しかし、地域で展開する個々の企業は様々な事情、段階により成長、発展があり、金融機関の役割とはこれをいかなるところでも継続させることに他ならない。本企画では、地域経済の持続「サステナブル」を幅広いレンジで支援するため、それぞれの段階、場面で必要な役割について専門家が解説した。
Part1 環境 カーボン・ニュートラル支援の初動対応
中小企業診断士 高鹿 初子
Part2 ビジネスマッチング 取引先のサステナブルに繋がるマッチング支援
リンカーズ株式会社 代表取締役社長 前田 佳宏
Part3事業承継 地域経済持続のための事業承継M&Aの取組み
株式会社ネットM&Aコンサルティングファーム 代表取締役 湊 雄二
Part4事業継続 災害等に備えたいBCPの策定
中小企業庁 経済安定対策室 室長補佐(総括) 川上 隆
Part5廃業支援 地域経済を持続するための「サステナ型」廃業とは
ー逆転の発想で地域活性化を考えるー
株式会社SBI新生銀行 事業承継金融部長 舛井 正俊
B5判・96頁
特集1 地域経済の「サステナブル」支援
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