●融資実務の疑問点をスッキリ解決
「なぜ手形貸付では金銭消費貸借契約を締結しなくてもよいのか」、「なぜ手形書替の際に旧手形を返却してもよいのか」、「なぜこの手続を省略できるのか?」「こんな手続、もっと簡単にならないのか?」などと感じた方は多いはず。そんな実務の現場で抱いていた疑問が解消します。
●事例130ケースをやさしく解説
融資渉外にあたっては、民法、会社法などの一般法だけではなく、手形法、不動産登記法などの特別法や判例など、様々な法律について知っておかなければなりません。本書は、基本的な法律知識については、「融資受付」「融資実行」「担保」「保証」「融資管理」に項目分けしてよくある事例を、法律知識の応用については異例ケースに踏み込むことにより、法的側面からの事例130ケースについて、容易に理解することができます。
●自然に融資の法律知識を体得できる
本書は、各項目について【事例】→【対応のポイント】→【実務解説】→【法的根拠】の順に記述することによって、読み進めていくだけで自然に融資の法律知識が理解でき、身につくように構成しました。
第1章 まず押さえておきたい融資の基本的な法律知識
1 融資受付時の基礎知識
2 融資実行時の基礎知識
3 担保の基礎知識
4 保証の基礎知識
5 融資管理の基礎知識
6 融資に関する法的規制の基礎知識
7 融資に関する法的疑問点
第2章 融資の相手方と借入申込みについての法律知識
1 個人融資先のときに知っておきたい法的知識
2 法人融資先のときに知っておきたい法的知識
3 異例ケースでの申込みに役立つ法的知識
第3章 担保の法律知識
1 担保について知っておきたい法的知識
2 不動産担保について知っておきたい法的知識
3 有価証券担保について知っておきたい法的知識
4 動産・債権譲渡担保はどう扱ったらよいか
5 その他の担保の取扱いはどうしたらよいか
第4章 保証の法律知識
1 保証について知っておきたい法的知識
2 保証の種類にはどのようなものがあるか
3 保証協会の免責事由にはどのようなものがあるか
第5章 融資管理の法律知識
1 個人融資で知っておきたい法的留意点
2 法人融資で知っておきたい法的留意点
大平 正 編著
A5判・並製・320頁・平成24年6月発行