住宅ローンアドバイザー資格は、’05年9月国土交通省・社会資本整備審議会報告に基づき同年11月に発足し、これまで多数の資格者が認定されています。本資格により、消費者と住宅ローン事業者との住宅ローンに対する情報の非対称性を埋める役割が期待されています。また最近では、住生活を取巻くインフラ整備のために次々と打出される住宅政策は、消費者の持家プラン等を多様化させ、ローン知識だけでは消費者ニーズに応えられない状況となってきました。今後の住宅ローンアドバイザーは単にローン選択のアドバイスだけでなく、住宅取得の検討段階から購入、改修、売却、住み替えまで、消費者の住生活におけるトータルアドバイザーとしての役割が期待され、認定試験の内容も刷新されています。そこで試験合格のため、商品説明、家族構成等に基づく住生活プランの提供、借入総額・返済条件等のアドバイス、並びに金利リスクや繰上返済、借換え、返済猶予等のローンに関する説明といった従前からの重要事項のアップデートは勿論のこと、アドバイザーが消費者の住宅検討段階から関与するのに必須の住宅政策等の要点を補強しました。
金融検定協会 編著
●金融検定協会住宅ローンアドバイザー認定試験対応講座
■期間 2カ月、3カ月
■テキスト 2冊
■出題 2回(2カ月)、3回(3カ月)