本格的な高齢化社会を迎え、多額の資産を持つ個人客が増えています。そのような中で、相続税の課税強化がスタートし、納税対象者は、従来の1.5倍に増大したといわれています。また、相続に関する民法等の規定が改正され、相続預金の仮払い制度が創設される等、顧客の相続発生に伴う実務取扱いに大きな影響を及ぼすこととなります。
本問題集は、金融検定協会認定通信講座などでしっかりと学習をされた方の、試験直前対策用問題集として、知識の再整理や解答訓練にお役立ていただくため、重要基礎知識の解説と模擬問題・過去問題を収載して刊行しました。
相続取引の実務知識を試す!
●平易な解説で理解度アップ
本問題集に収載された模擬問題、過去問題のすべてに、可能な限り平易な表現による解説文をつけ、一問一問の出題の狙いが理解しやすいよう工夫しました。
●直前の試験対策に最適
相続実務3級検定試験では、三答択一式により、相続に関わる法制度や税務、さらには銀行実務に関連する事項の理解度や専門性を問う出題などがなされています。このような出題には正確な知識をもつことがもちろん重要ですが、出題に慣れておくことも大切です。
●最新の制度等もフォロー
法定相続情報証明制度や相続預金の取扱が180度変わった判例など、最新の情報をもフォローしています。
●過去2回の出題傾向を一覧
各章ごとに過去2回の試験がどのテーマから出題されたのかを一覧で表示しました。効率的な学習にお役立てください。
金融検定協会 編/銀行研修社刊行
A5判・224頁・2024年2月発行
相続に関連する実務から税金まで金融検定試験の直前対策に!