金融庁監督指針では、中小企業の経営改善・体質強化・支援の強化を要請しており、本試験はこうした当局の要請に応えられるか否かを試します。
事業性評価とは、担保や保証、財務内容だけで判断してきた融資を見直し、企業の事業内容や将来性を見極めて取引を推進するもので、仮に今期は赤字決算であっても事業の見通しが明るい場合は積極的に支援するといった従前とは異なった取引姿勢を求めています。本書は、同試験の出題範囲につき、過去に出題された問題を厳選して掲載しましたので、検定試験の実際や傾向に沿って、ポイントを押さえた学習が可能となりました。
出題頻度の高い過去問題・予想問題を収載!
◆過去問中心に出題範囲を網羅
本試験は、「正常先への事業性評価」では、事業評価を下すためのSWOT分析等や事業構築のアドバイス、「要注意先~要管理先の事業性評価」では業況悪化先への経営改善計画書の判断・検証方法など、現場営業店行職員が押さえるべき具体的事業支援活動について知識・技能を問うものです。本書は、これら広範な出題範囲につき、過去に出題された代表的問題を中心に約100問を厳選しました。
◆出題傾向分析により飛躍的な実力アップ!
本問題集で実際に過去問題を解くことにより、本試験の出題傾向・出題レベルを短期間で把握できるとともに、今後の出題が予想される重要分野は、模擬問題で補強しました。また、各章冒頭の「学習の手引き」にて過去の出題傾向を項目別に一覧表にして、対策学習の方向性を提示しましたので、短期間の学習でも飛躍的な得点力アップが期待できます。
金融検定協会 編/銀行研修社 刊
A5判・192頁・2024年2月発行
2024年5月・11月開催の金融検定試験直前対策に最適!