金融機関にはますますリスク管理態勢強化が要求されるとともに、コンサルティング機能の発揮の観点からも取引先の事業内容や状況の的確な把握が求められています。金融検査マニュアルは廃止されましたが、新たに、金融庁より「検査マニュアル廃止後の融資に関する検査・監督の考え方」(DP)が公表され、資産査定の基準・実務知識や債務者区分の判定・分類、中小・零細企業に特有な事情を勘案した査定など、従前から続けられた実務をベースとしながらも、DP等で提示された新たな視点に基づく実務知識の習得が求められています。「資産査定3級検定試験」は、こうした実務動向を踏まえ、営業店における査定に見られる基礎知識についての習熟度を測るものです。本書は、受験者必読の直前試験対策問題集であり、万全の対策学習が可能となります。
金融庁ディスカッションペーパーを完全反映!
◆出題傾向分析により飛躍的な実力アップ!
各章冒頭の「学習の手引き」では新たに過去の出題傾向を項目別に一覧表にして掲載し、対策学習の方向性を提示、「基礎解説」では、問題演習だけではカバーできない重要テーマについて体系的に解説しました。
◆注目の金融庁・DPについて新設章で解説!
「検査マニュアル廃止後の融資に関する検査・監督の考え方と進め方」(DP)では、金融機関の経営理念や戦略などに着目した検査を行う、融資先の将来の経営リスクなどに応じた引当金の計上も認めるなどの今後の実務方針が盛り込まれています。DPについても、本書では1章を設け出題等を収載しました。
◆直近開催の本試験問題を解説!
掲載されている125問は、最近頻出して出題されている過去問や今後出題の予想される模擬問題を精選しましたので、反復学習することにより、早期に合格レベルへの引上げが可能です。11月試験の新傾向問題も完全収載しました。
金融検定協会 編/銀行研修社刊行
A5判・240頁・2024年2月発行
金融検定協会2024年5月・11月開催の金融検定試験直前対策に最適