> 特集2 2025年最新版 年金制度Q&A
人生100年時代を迎え、老後の資金使途も多岐に亘ることから資金プランの重要性は一層高まっており、金融機関の行職員にとっては、十分な知識を以て顧客のライフプランに寄り添ったアドバイスが求められる。また、シニア世代の預金獲得、年金口座獲得は金融機関における重要な収益源になることからも基本的な知識は身に付けておきたい。
本企画では、最新版の公的年金制度をQ&A 形式で解説したほか、資産形成に役立つ情報としてiDeCo・ふるさと納税についても解説した。
Part1 人生100年制度に向けた公的年金制度Q&A
1公的年金に関する悩み/2ねんきん定期便に関する悩み/3年金請求に関する悩み/4在職老齢年金制度に関する悩み/5年金の受取時期と増やし方に関する悩み/6遺族年金、障害年金に関する悩み/7制度改正の把握
Part2 資産形成に知っておきたいiDeCo・ふるさと納税のポイント
株式会社和田コンサルティングオフィス 代表取締役
社会保険労務士(特定社会保険労務士付記) CFP® 和田 雅彦
特別企画1 金融機関の外部委託先のリスク所在管理について
リスクマネジメントの根幹である外部委託先管理について、サイバーセキュリティー対策(情報漏洩リスクやサービスが中断するリスク、法令違反による影響など)をはじめとする留意点について、本稿では昨今の動向などを踏まえ、留意点を解説する。
株式会社日本能率協会総合研究所 経営・人材戦略研究部 主任研究員 小阪 貴之
特別企画2 再生企業の早期発見と初動対応
昨今、企業が借金を返済できずに協会が肩代わりする代位弁済の額が増えており、各種
のコスト増や人手不足等を要因に窮境状況に陥る企業も相当数存在する。こうした企業に
対して、金融機関の担当者は経営不振に陥った企業を見極め、迅速な対応をすることが求
められる。本稿では、金融機関の担当者がどのようにして、再生企業の早期発見と、適切
な初動対応を行うべきか具体例を用いて解説した。
シーズコンサルティング株式会社 代表取締役
企業再建・承継コンサルタント協同組合 監事 山岸 一
特別研究 個人情報保護法 いわゆる3年ごと見直しに係る検討状況〜中編
前号の脱稿後、個人情報保護委員会は、3月5日に「個人情報保護法の制度的課題に対する考え方について」を公表した。これは、先に決定・公表した「「個人情報保護法いわゆる3年ごと見直しに係る検討」の今後の検討の進め方について」を踏まえ、個人情報保護法の制度的な論点全体について考え方を整理したものである。本稿では、その内容も含め改正の検討項目について概説する。
森・濱田松本法律事務所 外国法共同事業 弁護士 北山 昇
その他
●金利上昇局面のソリューション提案
井村 清志
●外国人を雇用する中小企業へのソリューション提供
さくら共同法律事務所 パートナー弁護士 山脇 康嗣
●金融商品等の販売における利益相反に関する情報提供のルール化
弁護士法人 大江橋法律事務所 弁護士 澤井 俊之
●連載 金融不祥事 転落の「死角」
第58回 10年間で9度不祥事を発生させた「死角」
公認不正会計士(CFE) 井上 享
●港湾運送事業財団抵当及び動産抵当の特色と手続きにおける留意点
旗田 庸
●預金取引約款の解釈と定型約款に関する留意点
渡邊 博己
●住宅ローン肩代わり融資・未払利息・団信取扱いの留意点
片岡総合法律事務所 弁護士 松澤 瞭
連載
▼勘定科目に着目した粉飾決算の分析 その3棚卸資産と売上原価② 有形固定資産と減価償却
――粉飾決算の読解(第9回)
TCHコンサルタンツ株式会社 代表取締役 石川 英文
▼中小製造業の譲受及び譲受企業の経営支援~株式会社技術承継機構
――ニッチビジネス研究(第95回)
本誌編集部
▼分社による再建と詐害行為
――ドラマに見る仕事の盲点~管理・回収~(第12回)
明智 孝
▼決算書はどこを見る?~その3 キャッシュフロー計算書
――事例で見る「融資事務の疑問」(第6回)
ワイエスソリューションオフィス 代表 鈴木 康予
▼顧客離れの不安を乗り越えろ!「値上げ」こそ企業存続の生命線
――事業再生・事業承継支援専門家からの現場報告(第71回)
企業再建・承継コンサルタント協同組合(CRC)
今月の指針
金融商品販売iDeCoは改悪されたのか?/融資取引今だからこそしっかり融資案件に向き合うこと/店内事務マネロン対策の実効性④/金融法務会社法改正に向けた検討の動向
巻頭言 コンサルじゃない。人材だ。
B5判・96頁
特集1 新時代の預金~伝統と革新の融合
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