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銀行実務2026年11月号

銀行実務2026年11月号

B5判・84頁
特集1 顧客と営業店を守る 災害「事前」「事後」対応
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商品コード:330-2611-0
販売価格(税込): 1360 円
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特集1 顧客と営業店を守る 災害「事前」「事後」対応


 近時、日本各地でゲリラ豪雨や台風等の理由による水害、あるいは地震等の災害が頻発しており、地域金融機関においては、自行庫、あるいは取引先においてこれらへの対応が喫緊の課題となっている。予定外の事態に備えた事前策はもちろん、災害を受けた後の迅速かつ適切な事後対応も求められよう。本企画では、取引先と自行庫を守り、支える災害の「事前」「事後」対応を解説した。

Part1 「事前」対応~取引先の事業継続を支え、自行庫を守る


ホワイトドア社会保険労務士事務所 代表 田邊 良学


Part2 「事後」対応~取引先を危機から守り、自行庫を動かす


巣鴨信用金庫 リスク管理部 次長 平松 知実


特集2 非上場株式の評価方法変更による相続・事業承継への影響と重要争点
~令和9年度税制改正を巡る有識者検討会、国税庁案と論議~


 取引相場のない株式(以下、非上場株式)の相続税評価について、国税庁は簿価純資産および利益を基礎として算定する単一方式の案を公表した。令和9年度税制改正大綱への反映を目指し、2028年1月以降発生の相続に適用が検討されているが、現行評価実務を根本的に覆す内容に日本商工会議所や中小企業庁等からの批判があり、進展は予断を許さず、検討会議は継続中である。本記事では、あくまで現段階の国税庁案が主張する残余利益方式の構造や争点を確認し、取引先企業への対応への参考の視点から、概観する。

1 相続税法上の財産評価の原則と財産評価基本通達/2 国税庁の有識者検討会による非上場株式の評価方法の見直し案/3 純資産価額方式・配当還元方式の展望/4 国税庁が特定するスキーム/5 基通6項による否認の展望/6 取引先企業への参考―国税庁案が通達となった場合の適用開始時期、事業承継税制の適用時期などを踏まえた進捗管理


玄武法律事務所 代表弁護士 税理士 德田 貴仁

Special Report ネット証券台頭時代に地域金融機関が取るべきマーケティング戦略
~2026年度 金融サービス利用意向調査(全国9400サンプル)に基づく顧客離脱防止と資産集客の処方箋


 新NISAの定着でネット証券が台頭するなか、地域金融機関では生活資金と資産運用の
口座分離が進み、厳しい顧客獲得競争に直面している。本稿では9,400人への調査を基に、地域金融機関が強みである「信頼感」を軸に、対面とデジタルの融合や世帯連携によって顧客離脱を防ぎ反転攻勢に出る戦略を提示する。


株式会社NTTデータ・エービック P&Cオフィスパートナー 生井澤 浩

TOPICS 佐賀銀行が挑む「インテグリティ」を軸とした組織改革


 金融行政の転換や社会規範の変化を背景に、佐賀銀行は受動的な法令遵守から主体的・能動的な「インテグリティ」への転換を進めている。禁止事項の集約や人事部主導の全行面談、加点評価の導入を通じ、創業時からのDNAである誠実さを再定義し、自ら考えて動く行員と組織の育成を図る先進的な取組みを追う。同行 人事部 インテグリティ推進室室長 荒木真由美氏にお話をお伺いした。


株式会社佐賀銀行 人事部 インテグリティ推進室

特別企画 認知機能の低下が懸念される顧客との取引対応


 厚生労働省の調査では、2022年時点で、65歳以上の高齢者3603万人のうち認知症の人は443万人、前段階である軽度認知障害のある人は559 万人と推計される。つまり、65歳以上の高齢者の約27.8%が認知症またはその予備群に該当することになり、金融機関にとっても、認知症リスクを抱える可能性のある顧客を適切に支援する重要性が増している。本稿では、認知機能の低下している顧客への対応方法や資産管理の選択肢について、近年の法改正等を踏まえて解説する。


弁護士法人宮﨑綜合法律事務所 弁護士 冨田 陽子

特別研究 営業店担当者が知っておきたい金融取引におけるインサイダー規制


 近時、不祥事が頻発していることから、インサイダー取引に対する防止態勢が強く問われている。銀行では自己の不正防止にとどまらず、現場での厳格な法人関係情報管理が不可欠となる。本稿では営業店職員を念頭に、規制の全体像と実務で生じやすい管理不備のケース、さらに2026年改正金商法を踏まえた防止策を解説する。


片岡総合法律事務所 弁護士 長谷川 紘之/弁護士 宮下 俊満

その他



●現場で見逃したくない粉飾決算類型と見抜き方

有限会社エム・エヌ・コンサル 代表 瀬野 正博

●シャドーAIがもたらすリスクと防止に向けた態勢整備

森・濱田松本法律事務所 外国法共同事業 弁護士 増田 雅史/弁護士 黒川 真輝

●2026事務年度 金融行政方針の焦点

TFS国際税理士法人 パートナー/アクロポリス・アドバイザーズ株式会社 顧問
公認会計士 牧野 明弘

連載

▼「次世代品種」農作物の開発・販売~株式会社CULTA

---ニッチビジネス研究(第109回)

本誌編集部

▼融資窓口担当者

---金融検査の「そのあと」で~指摘事項にはどう対処すればよいか(第5回)

オペレーショナルデザイン株式会社
取締役 デザイナー/データアナリスト 佐々木 城夛

▼融資契約時の説明義務

---ドラマに見る仕事の盲点~貸付取引事例(第6回)


▼強盗、横領が相次いで起こった「死角」

---金融不祥事 転落の「死角」(第77回)

公認不正検査士(CFE) 井上 享

▼資金移動表を活用した分析③

---粉飾決算の読解(第28回)

TCHコンサルタンツ株式会社 代表取締役 石川 英文

▼サービスは手厚く、経営管理は手薄になっていないか
 ~中小介護事業者の経営改善を阻む3つの課題~

---事業再生・事業承継支援専門家からの現場報告(第90回)

企業再建・承継コンサルタント協同組合(CRC)

今月の指針

金融商品販売 金利上昇局面での金融商品販売/融資取引 不動産市況の変化を踏まえた融資審査の留意点/店内事務 金融機関の「現場」における双方向の情報連携/金融法務 「ICチップ読取方式」前倒し要請に見る当局の危機感と実務対応の要諦

巻頭言 信頼をつなぐ力─金融機関に求められるインテグリティ─

合同会社インテグリティ研究所 代表 村瀬 次彦

金融行政キーワード

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