個人情報を入手し利用する金融機関は、個人情報の保護・管理を、法規制に則り適切に行わなければなりません。また、個人信用情報など金融機関が入手する独特な情報についての適切な対応も必要になります。初めて金融業務を経験するフレッシュマンにとっては、常識的な対応だけでは足りず、法令上の知識の裏付けがないと、コンプライアンス上の問題を引き起こす可能性も否定できません。本書は、個人情報保護法とそれに伴う金融庁ガイドラインの解説はもちろんのこと、個人情報保護・管理のために最低限やるべきこと、やってはいけないことを実務的に解説したものです。フレッシュマンに限らず、適正な業務を遂行するうえで、金融機関に勤務する全職員必読の書です。
フレッシュマンの個人情報保護はこれ一冊でOK
●最新の金融庁ガイドライン改訂に完全対応
金融庁が発出する「ガイドライン」には、金融機関が個人情報保護のためにとるべき対応が細かく示されています。近時、実務上影響の少なくない改訂が行われましたので、改訂ポイントを盛り込んだ記載内容に改めました。
●実務上でとるべき対応も万全
本書は、さまざまな取引場面を想定し、入手できる情報の種類と、その保護・管理までの実務を、法・ガイドラインに即して解説しましたので、現場で必要な知識を得ることができます。
●全ての行職員の業務に役立つ書
本書は新入行職員が読んでも分かるように作られているのはもちろん、個人情報保護・管理に対する意識づけから、法規制の内容、具体的な実務対応まで、収載してありますので、あらゆる役職員の業務の指針となるでしょう。
(主要目次)
第1章 金融機関と顧客情報管理の重要性
第2章 個人情報保護法による規制
第3章 金融実務と個人情報保護
青木茂幸 編著
A5判・並製・192頁・平成22年3月発行