自己査定基準の指針となる金融検査マニュアルは、法制度の変遷に伴う改定を経る都度、金融庁による内容の解釈が発表され、各金融機関において自己査定のルールとして定着していますが、依然として実務上臨機応変な対応を要するケースや判断に迷うケースが増えています。本書は、旧版「事例に学ぶ自己査定100のポイント」をバージョンアップさせ、取引先を査定する第一歩である財務諸表やビジネスモデルの検証ポイントや、取扱いが明確化された資本性借入金への対応を追加すると共に、既存項目の再編成により一層実務に対応した構成に改めました。これからの自己査定を的確に進めるための完全版と言える一冊です。
深田建太郎 編著
B5判・並製・224頁・平成24年11月発行