反社会的勢力等からの不当要求の有無に関わらず、同勢力との関係遮断の徹底が金融業界にも強く要請されるようになっていますが、関係遮断が進んでいない面もあり、金融当局は取組み徹底を強く要請するに至っています。また、犯罪勢力の資金源を断つという同様の観点からは、マネーローンダリング防止への取組み徹底も重要であり、厳格な規制の下で該当取引の未然防止・監視等を行うことが国際的にも強く要請されています。
これらの取組みを実質的に担うのは、営業店の店頭に立つ担当者に他なりません。そこで本書は、こうした担当者の意識を高め、具体的にどのような実務対応をすればよいのかを理解してもらえるよう、これら取引防止についての注意事項を、詳細かつ分かりやすく解説しました。
反社取引・マネロン防止対策研究会 編
B6判・並製・208頁・平成26年4月発行