Suica に代表される電子マネーやネットバンキングの爆発的な拡大、また予定される電子債権制度の登場など、新しいIT技術や異業種の参入により、金融ビジネスは 銀行の独壇場ではなくなってきています。今後、これら新しい金融取引スキームの出現により金融ビジネスはどう変化するのか、金融機関はそれに対してどう戦 略構築し、どう対応していかなければならないのか、今後の金融機関、金融サービスの行方を示唆する、金融マン必読のビジネス書です。
(主要目次)
序 章 近未来の電子金融サービス
第1章 ITで変貌する金融
1.情報産業としての金融機関/2.電子金融取引の現状/3.電子決済の現状/4.権利の電子化の現状
第2章 高度化するインターネット金融サービス
1.新技術の潮流/2.注目されるサービス
第3章 多様化する電子決済
1.電子決済サービスの新たな展開/2.注目されるサービス
第4章 商取引のあり方を変える電子登録債権の動向
1.現在までの動向/2.新たなサービスの展開1電子登録債権を活用した金融サービス/3.新たなサービスの展開2企業における電子登録債権の活用
第5章 海外における電子金融サービスの動向
1.インターネット・バンキング/2.オンライン・トレーディング/3.インターネット保険取引/4.オンラインレンディング ①個人間の金銭の貸し借りを仲介/5.電子決済サービス/6.海外における売掛債権電子化の動向
第6章 金融の電子化の進展で金融機関と企業はどう変わるのか
1.金融機関への影響/2.企業への影響
日本総合研究所 調査部 金融ビジネス調査グループ 編著
A5判・並製・248頁・1刷・平成18年12月発行