マイナス金利により金融機関の本業であるはずの融資の収益性が低下傾向にあります。これを背景にした預かり資産営業への注力も見られますが、金融庁行政方針にも指摘される通り、地域経済にとっては、地域金融機関による金融仲介機能の発揮に期待がかかります。すなわち、融資の収益性向上、案件増加、取引深耕等が課題となっています。一方、数多くの中小企業は各種の課題解決ニーズを抱えており、金融機関側のソリューション提供による課題解決・成長支援が実現すれば、資金需要の増加も期待できます。
本書はこの点に注目し、ソリューション提案・提供による担当者と取引先企業の信頼関係向上、課題解決による企業活動の活性化、資金需要の増加というストーリーを実現する上での第一歩となる「ソリューション営業」のノウハウにスポットライトを当て、「誰でもできるよう」、極力分かりやすく解説したものです。全法人営業担当者必読の書です。
竹内 心作 著
A5判・並製・192頁・平成29年4月発行
事業性評価から「業績」につなげるノウハウ満載