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デットIR入門 -企業の戦略財務と情報開示-

 デットIR入門 -企業の戦略財務と情報開示-

デットIR研究会 編著

 A5判・上製・260頁・平成19年4月刊行

商品コード:111142238
販売価格(税込) 2934 円
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 デットIRとは、借手企業が資金の貸手(銀行、機関投資家、格付会社等)に対して行うインベスター・リレーションズ活動をいう。つまり資金の借り手が貸し手に対して、財務状況のみならず、先行きの事業戦略や財務戦略など、貸出や社債投資等を行うか否かを判断する上で重要な情報を提供する。こうした活動を通じて、資金の借り手はより円滑で安定的な資金調達が可能となり、資金の貸し手はより効率的な資金運用が可能となる。クレジット市場において円滑で効率的な金融仲介が実現されていく上では、デットIRは今後一段と重要になってくる。

本書は、全金融マン必読の書。


デットIRの意義・効果と必要性がわかる!

●間接金融から市場型間接金融へ

銀行は不良債権問題等の経験から信用リスク管理を高度化したため、企業は伝統的なメインバンク制に依存した貸出を受けることは容易ではなくなった。企業等が安定的に資金調達を行うためには、従来の相対型の銀行貸出に加えて、シンジケート・ローン、社債・CPなど資金調達チャネルの複線化を図っていくことが重要な課題となっている。

●デットIRの実務が分かる

デットIRの意義と効果、重要性、社債市場やシンジケート・ローン市場における具体的な取組み、資金の借り手(企業等)にとっての取組み方、格付けとの関係など、デットIRについて、実務的観点から立体的に解説した。

●専門家集団が執筆

日々さまざまな形でデットIRに携わっている日本銀行、証券、銀行、シンクタンク、コンサルティング会社、格付会社で活躍する第一線の実務家により、詳細まで執筆されている。



第1章 デットIRはなぜ必要なのか

 1.デットIRとは

 2.デットIRの目的・効果

 3.デットIRの内容

第2章クレジット市場の現状-デットIRが重要となる背景-

 1.銀行の金融仲介機能の変化

 2.市場を通じた資金調達チャネルの拡大

 3.市場による信用力評価の定着-クレジット・スプレッドの果たす役割-

第3章 社債市場の発展・課題とデットIR

 1.日本の社債市場の発展とデットIRとの関係

 2.社債市場の抱える課題と今後の注目点

 3.デットIRに関する社債投資家向けアンケート

 4.デットIRに関する社債投資家向けアンケート

 5.社債市場において求められるデットIRのあり方

第4章 欧米社債市場におけるデットIR

 1.欧米社債市場におけるデットIRの拡大とその要因

 2.デットIRの現状

第5章 シンジケートローンにおけるデットIRのあり方

 1.成長を続けるシンジケートローン市場

 2.シンジケートローン市場で活発化するデットIR

 3.シンジケーションにおけるデットIR活動の実務

第6章 大企業にとってのデットIR

 1.大企業の財務行動

 2.負債と資本の違い

 3.中長期の将来像をどう組立てるか

 4.財務戦略における負債の活用

 5.開示における体制

第7章 中堅中小企業の資金調達とデットIR

 1.中堅中小企業におけるデットIR

 2.デットIRの体系

第8章 デットIRと格付け

 1.評価側の視点を意識したデットIR

 2.格付会社への対応とIR

 3.新BIS規制と格付け