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事業性評価につながる ベテラン融資マンの渉外術

事業性評価につながる ベテラン融資マンの渉外術

■寺岡雅顕/楫野哲彦/樽谷祐一 共著

A5判・並製・240頁・平成29年2月発行

商品コード:111145413
販売価格(税込) 2343 円
個数

 融資渉外活動の基本は「企業と向き合い、じっくり話し合うことで、情報を収集し、課題解決型の融資に結びつける」ことです。金融庁の新しい金融行政方針においても、この本来あるべき融資渉外の姿勢を金融機関およびその担当者に求めるに至っています。また金融機関の収益性向上には「事業に将来性がある先、信用力は高くないが地域になくてはならない先」を見極めて融資を行うビジネスモデルへの転換を必要としているのです。そして、こうしたビジネスモデルの礎となるのが、冒頭に示したような融資渉外活動にほかなりません。

本書は、「企業とじっくり向き合う」ことで融資実績を積み上げてきた執筆陣が、その渉外スタイルのすべてを披瀝するものです。これからの融資渉外を担う全担当者にとって大いに参考となり、かつ業績向上にも直結する1冊です。


元大手地銀・融資渉外のベテランが書下し

●事業性評価に向けた渉外活動を実現

「事業性評価」に基づく融資は、取引先との密接な関係性構築なくして実行できません。そのための渉外活動を、業務が多様化し時間の限られる担当者がどう実行するか、本書はそのノウハウを分かりやすく記述しています。

●渉外活動のすべてが分かる

渉外活動に求められる「基礎」「決算書速読」「訪問時の観察」「課題把握」等の実務のすべてを学ぶことができます。執筆陣の豊富な「成功・失敗の体験談」を収載しており、内容を理解する上で大いに役立ちます。

●3人の大手地銀退職後初の共同執筆

「真に地域経済に貢献できる金融マンとは…」この問いかけに答えたのが本書の刊行動機です。執筆者は共に大手地銀を定年退職した3人の融資渉外の超べテランで今日ではセミナー講師として脚光を浴びています。


 


立ち読み


※内容を一部抜粋して、PDF形式で掲載されています。

(主要目次)

序 章 融資渉外6つのヒント~元支店長からのメッセージ~

第1節 金融マンの醍醐味

第2節 取引先を尊敬しよう

第3節 業績アップの秘訣

第4節 融資推進

第5節 取引先の与信判断

第6節 不断の勉強


第1章 融資渉外の基礎

第1節 アボイデッドコスト(避けられたはずの損失)

第2節 失敗の原因

第3節 忘れてはならない鉄則

第4節 与信管理の基礎

第5節 契約書取扱いの重要性

第6節 面談時の留意点


第2章 決算書速読法

第1節 B/SとP/Lの関係を理解する

第2節 流動性の原則とワン・イヤー・ルール

第3節 P/Lにも修正を加える見方が必要

第4節 決算書速読法


第3章 企業訪問時の着眼点

第1節 ライフステージによってうつろう関係

第2節 仕入先・販売先を把握

第3節 企業訪問時の観察のポイント

第4節 実権者の資質を評価してみる!

第5節 これだけは聞く

第6節 実践的定性ヒアリングのコツ


第4章 コンサルティング営業

第1節 経営者の関心と興味は?

第2節 ここを押さえれば相談相手になれる!


第5章 事業性評価の手法

第1節 中堅企業の事業性評価

第2節 中小零細企業の事業性評価


第6章 人口減少社会への対応

第1節 事業性評価ならびに事業性評価に基づく融資

第2節 経営者保証に関するガイドラインの目指すもの

第3節 保証契約時の対応

第4節 経営者保証債務履行請求時の対応

第5節 人口減少社会への対応としての事業承継


第7章 融資案件の進め方

第1節 企業実態把握から与信判断に至るまでのプロセス

第2節 参考事例


第8章 融資渉外の失敗事例、成功事例